朝の白丸湖。モヤが出るのはなぜ?

 夏の朝、白丸湖の水面にうっすらともやがかかる日があります。

山の稜線がぼんやりと浮かび、湖と空の境目があいまいになります。静かな水面をカヤックで漕いでいると、まるで雲の中を進んでいるような、不思議な景色に包まれます。

このモヤは、空気中の水蒸気が細かな水滴になったものです。暖かく湿った空気が冷やされると、水蒸気を抱えきれなくなり、小さな水滴となって空気中に浮かびます。それが、もやや霧として見えるのです。

白丸湖でもやが出やすい理由のひとつは、水温の低さにあります。

白丸湖には、夏でも冷たい川の水が流れ込んでいます。
気温も湿度も高い夏は、空気にはたくさんの水蒸気が含まれています。その暖かく湿った空気が冷たい湖面に触れることで急激に冷やされ、水蒸気が細かな水滴となって、水面近くにもやが生まれやすくなるのです。

水温の高い川では、こうした景色はあまり見られません。湿度の高さと、夏でも冷たい湖水。この組み合わせが、白丸湖ならではの幻想的な朝の風景をつくり出しています。

ただし、この景色は長くは続きません。

太陽がのぼって気温が上がると、空気は再び多くの水蒸気を含めるようになります。すると、モヤをつくっていた小さな水滴は水蒸気へと戻り、白いベールはゆっくりと消えていきます。

朝カヤックは、ただ早起きして漕ぐ体験ではありません。一日のほんのわずかな時間だけ現れる、白丸湖だけの表情に出会う時間でもあります。

湖面を包むモヤの中を、静かに漕ぎ出す。その景色は、写真では伝わらない、朝だけの特別なものです。

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朝カヤックのご案内

白丸湖で開催している朝カヤックは、カヤックが初めての方でも参加できます。6〜9月限定、少人数制で開催しています。

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https://okutama.gravity-jp.com/morning/

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